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2014年3月26日水曜日

Efficiency

効率化。

いつも頭の片隅にある考え事。

どうすれば、ロッドの質を落とさずにより効率よく作ることが出来るか?

このロッドの質を落とさずにというのが、難しい。
逆に言えばロッドの質を落としてもいいのなら製作効率を上げるのは簡単なのだ。

例えば

多少のテーパーの狂いは気にしない。
ロッドの表面が凸凹でも気にしない。
ロッドが多少曲がっていても気にならない。等、、、

こんな竿でもいいのなら、効率を上げるのは簡単だ。単純に工程を減らせばいいのだ。

逆に

ほんの少しのテーパーの狂いも許さない。
ほんの少しのロッドの表面の荒れも許さない。
ロッドのほんの少しの曲がりも許さない。等、、、

こんな竿がいいから苦労している。

なぜ、わざわざ難しいのに効率化を考えるのか?
ゆっくり丁寧に作ればいいではないか?という意見もあると思う。

僕はこの ”効率化” を考えるかどうかがプロとアマの違いだと考える。
まだまだ駆け出しの僕が偉そうな事を言える立場では無いが、そう思う。

アマチュアで良いのなら(販売を考えないのであれば)ゆっくり丁寧に作ればいい。
好きなだけ時間をかけて作り込めばいいのだ。
自己満足の為に作っているのだから。

プロであろうと考えだすとそうはいかなくなる。
僕はメーカーを立ち上げる時に ”効率化” をいつも考え続ける事を自分に課した。

メーカーを立ち上げるまでは、ずっといかに良い竿を作るかだけを考えていた。
工程が倍になろうと竿が良くなるのであれば構わなかった。
そうやって作り込んでいく事によって、自分の中で一定のレベル以上の竿を作る事が出来る製作工程という物が出来上がった。

メーカーを立ち上げてからは、この製作工程をどうやったら効率化できるかを常に考えながら竿を作っている。
デモロッドやテストロッドを作る度に、違う工程を試してみたり違う材料を試してみたりしながら効率化する事を考えている。

楽をする為だけに考えている訳ではない。効率化を図る事によって少しでも価格を安くしてより多くの人に僕の竿を使って頂く為だ。

何度も書いているが、魚香竿のメインコンセプトは「笑顔」だ。
魚香竿を取り巻く僕を含めて全ての人の「笑顔」の為に、僕は竿を作っている。
その為に、”効率化”というのは絶対に必要な要素なのだ。

4月からの消費税アップに向けて、ずっと消費税のアップ分以上の効率化を図れないかと、いろいろ考えてきた。
今回は工作機械の導入と、ロッドの仕上げの変更でなんとか消費税のアップ分以上の効率化を図る事ができた。正確な金額は今行っているホームページのリニューアルが終わったらお知らせするが、全てのモデルの価格を8%の消費税込み金額が現在の5%の消費税込み金額より安くする事が出来る様になった。
微々たる金額ではあるのだが、僕としてはいつも効率化を考え続けて出せた結果なので概ね満足している。

これからもより良いロッドを出来るだけ買いやすい金額にする為に、効率化を考え続けていこうと考えている。


追記
本文でも書きましたが、只今ホームページをリニューアル中です。もう少し分かりやすくする為に作り込んでいます。できるだけロッド製作とホームページのリニューアルに専念する為に、暫くの間は当ブログの更新期間をいつもの1日おきではなく不定期とさせて頂きます。申し訳ございません。


今日の作業中のBGM

ウェスの沢山あるアルバムの中でも特にお気に入りなのがこの一枚。オルガントリオ編成なので毛嫌いする方もいらっしゃるが僕は逆にそこが気に入っている。オススメ。

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2014年3月17日月曜日

Lure or Fly ?

トラウトをルアーで釣るか? フライで釣るか?




僕のブログを読んで下さっている方は、どちらかといえばルアーの方が多いと思うのだが、フライに関してどういう風に思われているのだろうか?

僕がまだ釣具屋をやっている時にお客様からお聞きした意見でもっとも多かったのが、「興味はあるけど誰も教えてくれないし、難しそう。」という意見。

他には「ルアーだけでも手一杯なのに、フライなんか出来ない。」、「フライの道具って高そうだし。。。」、「小難しそうだから嫌。」等。。。

逆にフライをやっておられる方からルアーの方に対しての意見で良く聞いたのは、
「ルアー1個にあの値段を出すのは、、、フライなら自分で作れるしねぇ。。」とか、
「フライでさえ見切るのに、ルアーなんかで釣れるの?」等、、、

少数意見では「ルアーなんか投げたら誰でも釣れるんでしょ?」なんて意見も。。。

いろんな方から意見をお聞きしてきたが、殆どの方の意見において共通している事が一つ。。。

それは「お互いの釣りを知らない。もしくはお互いの釣りを見た事が無い。(渓流で)」
という事。

お互いの釣りをよく知らないのに、想像だけで否定する。もしくは敬遠する。
お互いの釣りを見た事が無いのに、想像だけで否定する。もしくは敬遠する。

どちらもやる僕としては、とても残念な事だと思っていた。

誤解を解く為に、フライの方と一緒に行ってルアーの釣りを見せてみたり、逆にルアーしかやらない方に、フライのキャスティングを見せたりした時に、殆どの方に見られる反応が、「結構、面白そうですね。。」という反応。

元々、どちらの釣りをされている方も釣りが好きな方ばかり。
やってみたり、見せてもらったりすれば興味がでるに決まっているのだ。

中には、おかしなプライドが邪魔をしてやってもいない釣り方を馬鹿にしてみたり、頑なに拒んでいる方もいらっしゃる様だが、とても残念なことだと思う。

どちらかの釣りをあまり良くご存知でない方の為に、簡単に特徴を説明してみたい。

まずはルアーから。

メリット

○アピール度がフライに比べて抜群に高いので、魚のサーチ能力がとても高い。
○単純にキャストが楽しい。
○フライに比べてキャスト回数が大幅に多いので、一日で探れる区間がとても長くなる。距離を探れる事によって釣果も上がる事が多い。
○大型魚が釣れる事が多い。(アピール度の為だと思います。ただしフライで大型魚が釣れないという事ではありません)
○比較的、簡単に始める事ができる。(奥もとてつもなく深いですが。。(笑))

デメリット

○アピール度が高い為、すぐにポイントが潰れる。(エキスパートの方であれば、同じポイントで粘る事も可能にはなりますが、それでもフライに比べればポイントが釣れなくなるのは早いと思います。)
○ライズしている魚に対して、手も足も出ない事がある。
○ルアーが高価な為(ピンキリですが、、)ロストするとお財布に優しくない。
○水面上よりも水面下の方がメインステージとなる。(これは一部の人以外はデメリットにはならないかも知れませんね。)
○小型魚は釣れにくい。(腕にもよると思いますが。。(笑))
○文献の少なさ

次にフライ。

メリット

○エキスパートになればなる程、同じポイントで粘る事が出来る。
○こちらもルアー同様、キャストが楽しい。
○ライズしている魚を狙う事が出来る。(僕はフライに関してはライズ狙いが一番楽しいと思っています。)
○エキスパートになれば、場を荒らす事なく、静かに釣りができる。
○シーズン初めから水面上で釣りができる。
○関連書籍の多さ

デメリット

○ブラインドの釣り方は苦手。
○釣りができる様になるまでのハードルの高さ(ただし、この考え方はここまで読んで頂いた方には分かると思いますが、ちゃんとわかっている人に教えてもらう事が出来ればそんなに難しい事はありません。)
○一日で探れる距離が短い。
○ルアーに比べて、大型魚に狙いを絞るのが少し難しい。
○水面下の釣りは苦手。

他にもあると思うが、大体こんな感じだ。


その日の釣りに合わせて、ルアーで釣るのか?フライで釣るのかを決めるのも楽しいと思う。ぜひ、フライ、ルアーどちらもやってみる事をオススメしたい。


今日の作業中のBGM

どちらも大好きなギタリスト。ただ、残念ですがジム・ホールさんは去年の年末にお亡くなりになりました。ご冥福をお祈り致します。あの優しいギタートーンはもう聴けないと思うと残念で仕方がありません。。。


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2014年3月13日木曜日

Vest or Bag ?

あなたはベスト派? それともバッグ派?

僕はどちらも使う。
どちらも使うのだが、ちょっと一癖あるベストやバッグが好きだ。

僕はフライもやるので、ルアーオンリーの方よりは細かい荷物が多くなる事が多い。
元々、整理魔なので(笑)システマチックに収納できていないと使う気がしない。

僕が今、気に入って使っているのがこの2枚のベストと


左がフィッシュポンドのベスト。右はフィルソンの物。


この2個のバッグ。


左がパタゴニアのバッグ。右はサー・エドワーズというメーカーのバッグ。

簡単に紹介してみようと思う。

トラウトを始めた頃はバッグしか使っていなかった。ベストは嫌いだったのだ。

理由は亡くなった父親だ。
僕の父親は僕が子供の頃は、植木職人だった。
職人さんは仕事着にベストを着る。うちの父親ももちろん愛用していた。
それも、仕事の時だけでなく普段でも(笑)
おかげで「ベスト=おっちゃんの着る物」という公式が頭に刷り込まれてしまったのだ。
なので、どうしても普通のデザインのベストは着る気がしなかった。(嫌、、、過去形じゃないな。。。今でもあまり着る気はしない(苦笑))

しかし、カメラを趣味にする様になったりで荷物がどんどん増えたせいで、今まで使っていたバッグでは荷物が入りきらなくなってきていた。いや、入ることは入るのだが整理がつかなくなってきていたのだ。

それまで、一番気に入って使っていたトラディショナルなタイプのバッグでは、細かい道具を探すのが一苦労する様になってきていた。その前に使っていたC&Fのフィッシングバッグは仕切りがとても多く使いやすかったのだが、デザインがイマイチピンとこなかった。(あくまで個人的な感想です)

なので、仕方なしにベストをネットで探していて見つけたのがフィルソンのベストだった。これなら見た目的にもベストっぽくないし、そこそこ以上に荷物も入る。だが、カタログを眺めていると横に載っていたチェストバックの方が気になってきた。ベストに抵抗感もあるので、まずはチェストバックを買って試してみた。

結果は僕的には失敗だった。
体の前に(しかも真ん中に)飛び出すバックがあると、釣りがしにくいのだ。しかも、足元も見えにくくなる。足元だけでなく手元まで見えにくかった。結局数回使っただけで売ってしまった。(もちろん好みもあると思います。)

で、結局ベストを購入した。こちらはとても使いやすかった。思っていたより荷物も入るし、見た目もかっこいい。2010年に購入して使い倒してきたのでヨレヨレになってしまったが、まだまだ使えそうだ。

フィルソンを気に入って使っていたのだが、いつもいつも荷物が多い訳ではない。近所の川へ行く時などは、最小限の荷物で行きたい事もある。何かいいのはないかな〜と探していた時に発売されたのがパタゴニアのフィッシング用アトムだった。
見た目はちょっとハイテクっぽいのだが、とても使い易い。必要最小限のルアーやフライだけを持っていくのなら充分な容量もあるし、何より体へのフィット感がとても良い。これも気に入って使っている。

最近、ウェアラブルカメラなんかも使う用になったので、より荷物が増えた。さすがにフィルソンでも入らないくらいの荷物の量になってきたので、前に買って持っていたフィッシュポンドをルアー用にして使う事にした。確か、フィルソンを買った少し後に買ったと思うのだが、収納量が多すぎて殆ど使わないまま置いてあったのだ。
見た目通り、恐ろしいくらい収納ポケットがあるので何でも入る。調子に乗って入れ過ぎると恐ろしく重くなるので、程々に収納してある。見た目的にも普通のベストっぽくないし、ジャガード織りのベルト通しなんかもついていて結構おしゃれだと思うのだが。。。
一応、今年のメインはこれでいこうと思っている。

フィルソンはフライ用にして、パタゴニアはお気軽釣行用にするつもりだ。サー・エドワーズはお留守番かな(笑)

シーズン前に整理して、こんな感じで落ち着いていたのだが、最近シムスのフィッシングバッグの新作がちょっと気になってきた。。。どうしようもないですね(笑)


今日の作業中のBGM

ギター、オルガン、ドラムのトリオで何か良いアルバムはないか?と、探していて見つけた一枚。パットの太い音のギターでの高速フレーズとジョーイのオルガンが絡み合って、とても気持ちいいアルバム。オススメ!!


Live at Yoshi's
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2014年3月11日火曜日

Drag

皆さんは、いつもどのくらいの強さでドラグ調整をされているだろう?

よく言われている、強めにトゥイッチングした時に少し「ジッ!!」と、ドラグが鳴るくらいだろうか?それとも、もっと強めだろうか?
海で釣る訳では無いので、ドラグチェツカー等は使う方はおられないだろう。

ここで僕が釣具屋時代に、これから釣りを始められるお客様にお教えしていた機械を使わない標準的なドラグ調整方法を書いておこう。

1、まずロッドにラインを通す。

2、使用ルアーを結ぶ。(調整するのに持つ為なので、別にルアーでなくても可)

3、とりあえず、リールからラインを引っ張り出してみて軽く出る位にドラグを調整する。

4、ロッドとラインの角度が9 0度になるように、両手でそれぞれグリップとルアーを持つ。

5、ルアーを9 0度の角度を保ったままで引っ張っていくと、最初はロッドが少し曲がったら直ぐにドラグが滑りだす状態になっている筈だ。(必ず9 0度を保った状態で調整して下さい。90度より鋭角にするとティップが折れる原因になります。たまに手元方向にラインをクイクイと軽く引っ張ったら折れてしまったと言って、持ってこられる初心者のお客様がいらっしゃいました。当然です。ロッドはそんな方向に曲がる様には作られていません。ロッドはラインとの角度が9 0度の状態で最大の強さを発揮出来る様に設計されています。)

6、ルアーを引っ張って、ロッドがもう曲がらない所まで曲がってから初めてドラグがでる様にドラグノブを少しずつ締めて調整する。これで調整終了。

このロッドが曲がらなくなるまで曲がってから~というのがミソだ。
この方法で調整すれば、簡単にロッドのおいしい部分を使い切ってから初めてドラグがでる様に調整できる。魚に対しても一番有効にプレッシャーをかける事が出来るし、ロッドにもリールにも優しい調整方法だ。

僕も普段はこの方法で調整していた。

でも、その時は違ったのだ。

良く晴れた日の釣行だった。
その日は日本海側の大きい岩魚の釣れる川で釣りを(テストを)していた。

その時点までもそこそこ魚の反応はあったのだが、天気が良すぎるせいもあってかなかなかヒットに繋げる事が出来ずにいた。

「う~ん、、、レンジが違うかな、、、」

ルアーをチェンジする為に、ルアーを回収してドラグを緩めてラインを少し出してルアーをもう少し下のレンジを探れるルアーに交換した。
そして、良さげな落ち込みのあるポイントでの1投目。

「コンッ!!」

案の定、レンジが違った様で1投目で反応があった。
ハンドルを巻く。
しかし、巻いても魚の手応えが感じられない。

「あれ?かかってないのか?」

尚も巻きとるが、何か違和感がある。

「あれ?もしかしてドラグ締め忘れてる?バカだね~俺、、、」

魚も掛かっていないだろうと思って、違和感を感じつつもそのままルアーを回収しようと思って足元までルアーを巻き取ってきて、僕は度肝を抜かれた。

尺オーバーの岩魚が、悠然とルアーを咥えて泳いでいるではないか! 岩魚の方もやっと僕に気付いた様で急に暴れだした。慌てて、しっかりテンションが抜けない様にラインを巻き取り、ドラグを締めてゆっくりとネットインした。

手元には、ネットインした35cm位の岩魚が厳つい顔をして横たわっている。。

「何だったんだ?今の?」

魚はどんな魚でもそうだが、釣られた時に違和感を感じれば感じる程、強く抵抗する。なのでグラファイトロッドの様な高弾性のロッド程、魚は抵抗する。
竹竿であれば、竿先が魚に追従して良く動くので魚はあまり抵抗せずに浮いてくる。

この時は、ルアーチェンジの時にドラグを締め忘れた為、魚が引っ張れば引っ張った分だけラインが出る様なテンションの状態になっていた様だ。ベイトリールを使用しているのでドラグがでても音が鳴らないので気付かず(それぐらいドラグが緩んでいた)ルアーを回収しようと僕は巻き取っていた。そのせいで尺オーバーの岩魚は、引っ張っても抵抗が無いに等しかったので、自分が釣られているのかどうかも判断できず僕の方に寄せられてきた所、いきなり僕が現れて驚いて抵抗したという事らしい。

元々、竹竿を使用しているので無理なやり取りさえしなければ魚はあまり暴れずに浮いてくる。しかし、この時の異質な感覚は全く違う感覚だった。





この経験から僕はドラグをかなり緩めに調整する様になった。軽くトゥイッチングした時に少しラインが出る位に調整している。これだけ緩めに調整してもPEラインを使用しているので問題無くルアーを動かせる。当たりがあった時は、スプールを親指で押さえてフッキングする様にしている。(ベイトリールを使用しているからこそ出来る芸当ですが。。)流石に障害物の多い所ではドラグを少し締めるが、それ以外は出来るだけ緩める様にしている。

もし、この話に興味があれば、1度試してみてほしい。
(魚がバレても責任は持ちませんが、、、(笑))


今日の作業中のBGM

単音弾きで押しまくる黒いギターが心地いいグラント・グリーンのブルーノート初リーダー作です。かっこいいですよ〜。

Grant's First Stand
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2014年3月7日金曜日

Bamboo Bait Rod

竹でルアー用のベイトロッドを作る。

初めてルアーロッドを竹で作ったのが2008年。(ルアーロッドというよりは、初めて作った六角竹竿がルアーロッドでした。トンキンケーンを使用したスピニングロッドですが。。今はテスターの方にお持ち頂いています。)

2本目に作ったのが真竹で作ったスピニングロッド。この竿もプレゼントしたので手元には無い。

そこからしばらくはフライロッドを作っていたのだが、やっぱりルアーロッドも作りたくなってまたスピニングロッドを製作しだしたのが、2010年。

そして2011年に、購入した五十鈴のリールを使いたいとか、持っていたアブを復活させたいとか、確かそんな理由で作り始めたベイトロッド。ただ、渓流というよりは中流域ぐらいで使う為に一本目のベイトロッドは設計していた。(僕のツイッターの過去のツイートを遡って見て頂ければ写真をアップしています。)



ツイッターにアップしていた写真です。


この頃ぐらいからバスの世界で本格的にベイトフィネスが流行しだした為(それまでも軽いルアーをベイトで投げようという動きはバス、トラウト共にあったのですが、リールもロッドもまだまだついていっていませんでした。その為、快適に投げれるのはせいぜい4〜5g程度以上の重さのルアーだったように記憶しています)、各メーカーからベイトフィネス用と謳ったリールが市販され始めた。
その頃は某釣具屋をやっていた為、ほぼ全てのベイトフィネスリールを触ったり、使う機会があったので、この頃にベイトでトラウトもいけるんじゃないかと思うようになる。

試しに軽いルアーが投げれると謳っていたシマノのリールを購入して、まずはそれまでに作っていたスピニングロッドをリメイクして渓流用のベイトロッドを作ってみた。
完成して、試しに使ってみたのだが何かしっくりこない。
ゆっくり投げる分には軽いルアーも投げれはするのだが、快適というには程遠い。
何度か実釣にも使ってみたのだが、やっぱりテストでキャストした時と同じ様な感想を抱いた。やはりスピニングのブランクスをベイトに転用するのは無理がある(リールの重心位置が違う為、曲がるポイントが変わってしまう為です。どうしてもグニャグニャした感触のロッドになりやすくなります。グラファイトロッド等は元々硬いので転用は可能ですが弾性が高い事が災いして、少しバックラッシュを起こしやすくなります。やはり専用に開発されたロッドがベストだと思います)と確信したので、ベイト用に1から設計し直す事にした。

それからはベイトロッドを作ることにのみ専念してきた。
ほぼスピニングもテストでのみ使うようになり、殆どの釣行はベイトロッドで行く様になった。幾通りものロッドのテーパーをテストして、これでベストと思えるテーパーが出来上がるまでに1年半以上かかったと思う。(もちろん現時点でのベストであって、もっともっと良くなる可能性はまだまだあると思うので、これからもテストは続けていきますが、、)

ロッドのテストだけでなく、市販されているリールに関しては釣具屋という立場を利用して(笑)ほぼ全て試してみた。その中でも使用感の良かった物や、見た目で気に入った物にはアフターパーツ(スプールやマグネットブレーキへの換装パーツ等)も組み込んでテストしてみた。
いろいろテストした結果、今はコンクエスト51にアフターパーツを組み込んだ物をメインに使用している。(あまりにも気に入っているので予備も持っています(笑))
サブにイベント等で使用するように、外からブレーキを調整できるT3 air(ハイギアじゃない方です。理由は以前のブログで書いた通り)も持っている。見た目とボディサイズ(大きい。。)は、あまり好きでは無いのだが性能はピカイチ。ほぼノーマルのまま使用できる。ハンドル長と純正ノブはしっくりこなかったので交換しているが。。(低価格帯のフィネスリールでもちゃんと使用できるものはあります。但し上位機種と比べてしまうと、本当に軽いルアーの投射性能はやはり落ちてしまいます。)

テストを重ねて理解した事やベイトロッドを竹で作る事のメリット等は、僕のHPで詳しく解説しているのでそちらを読んで頂きたい。

理屈はいろいろあるのだが、竹と渓流用ベイトロッドは最初に思っていた以上に本当に相性が良く、今では僕の作るロッドの中で皆さんにオススメできる一押しのロッドになった。当メーカーのテスターさんや、某釣具屋時代のお客様の方々に使用して頂き、使用された方からは、ほぼ太鼓判を頂いている。(中にはハマりすぎてご購入いただいた方も、約数名いらっしゃいます。。(笑))

ぜひ気軽に試投して頂きたい。必ず、言っている事が解ってもらえるはずだから。


追記
今回デモ用に製作した天魚、大天魚は今までの標準仕様と違う物を幾つか使用しています。(性能は今までの物と同等か、それ以上をキープしています。)これからのテスト結果によって、価格改定を行う予定です。(少しお求めやすくなります)
最近、導入した機械のおかげで製作時間の短縮も図れましたので、その分の時間工賃も考慮して金額は決定致します。4月までにご注文頂いた方には価格改定後の金額で注文をお受け致します。(4月以降は価格改定後の本体価格に8%の消費税を頂く形になってしまいます。高額商品となりますので消費税も馬鹿にできない金額です。購入をお考え頂いている方は、できるだけ早めのご注文をお願い致します)
正確な金額は、ホームページのリニューアル時(デザイン重視で制作した為、少し見にくいのでリニューアル致します。)に発表させて頂きます。
ご質問等あれば、Facebookページからメッセージを送って頂くか、HPのお問い合わせ欄からご質問下さい。


今日の作業中のBGM

最近のアルバムも好きなんですが、なんといってもジャコとの共演盤で初リーダーアルバムのこの一枚が一番好きかも知れません。オススメ。

Bright Size Life
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2014年3月3日月曜日

Treasure Chest

トラウティストにとっての宝箱とは何だろう?

フライマンであればフライボックスだろうし、
ルアーマンであればルアーボックスという事になるのだろう。

シーズンオフの間に、来るべき春を想像しながら用意をしたのではないだろうか?
好きな酒でも飲みながら雑誌やカタログと睨めっこして、「このルアーなら、あの川のあの淵を攻められるかも?」とか、「あいつ、このルアーで昨シーズンいい魚、釣ってたよなぁ、、、」等、楽しく悶々とした時間を過ごされた事と思う。(笑)

かくいう僕も今年は久しぶりに好きな様に用意が出来るとあって(去年までは釣具屋をやっていましたので、自分の店で扱っているルアーのみで釣りをしていました。何個か例外もありましたが(笑))、仕事の合間にインターネットで悶々としながら今年の1軍になってくれそうなルアーを探していた。お陰様で、数個の良さそうなルアーと巡り会えたので今シーズンの初釣行を楽しみにしている。

だが新しいルアーが増えたという事は、必然的に宝箱に入らないルアーがでてくる。
これが悩むのだ。

僕はどちらかといえば心配性なので(笑)、ルアーボックスを3個持っていく。
勝手知ったるホーム河川の場合は、流石に1個減らすが、それでも2個は持っていく。

まずは1軍ルアー用のウッドのルアーボックス。
ここには、本当に良く使用する実績のあるルアーと、これで釣りたい!!と思うルアーを入れている。一昨年はアレキサンドラのHWが大量に入っていた気がする(笑) こいつはベストのフロントポケットに入れている。

次に2軍ルアー用の皮のルアーワレット。
ここには1軍ボックスにはサイズ的に入らない大型ルアーと、実績が有りすぎてあまり使わなくなったルアー(良く釣れるのが解っているので、使ってもあまり面白くないのだが、釣れるのでボックスには入れておきたいルアー(笑))が入っている。
Dコンなんかが入ってます。異論は受け付けません(笑)
やっぱり、こいつもフロントポケットに入れている。

最後に予備ボックス。
釣れるのが解っているのだが、なんかズルい気がするのであまり使わないけど、持っておきたいルアー(この微妙な心理、解って頂けるだろうか?(笑))や、自作スピナー(ミノーは、流石に作りませんがスピナーは簡単なので良く作ります。良く釣れたのでお客様によくプレゼントしていました。)、1軍ルアーが壊れたり、最悪ロストしてしまった時の為の予備が入っている。
流石に使わない事が多いので、こいつは背中のバッグに入れている。

今年も悩みに悩んで、それぞれのボックスに何を入れるかを決めた。
もちろん悩んでいる時間は、とても楽しい時間でもあるのだが、、、




今年の僕の宝箱。
なんであれが入ってない?とか、
こんなの使ってんのとかは無しでお願いします(笑)



結局、釣行が終わってみれば1軍ボックスしか開けていなかった。なんて事も多々あったリするのだが、2軍ボックス(ワレット)に助けられた事も多々あって、ボックスの数は減らそうと思うのだが減らせずにいる。

皆さんは何個ぐらいの宝箱を釣行に持っていかれるのだろう?
お会いする事があれば、是非教えて頂きたい。

3月に入り、続々と彼方此方の河川が解禁となっている。
皆さんが用意された宝箱は、活躍していますか?



今日の作業中のBGM

グラント・グリーンが好きで、グラント・グリーンのギターを聴くつもりで買ったのにラリー・ヤングのオルガンにやられました(笑)このアルバムのおかげでジャズオルガンを聴く様になりました。


Talkin' About
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Grant Green
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2014年3月1日土曜日

Gear Ratio

ここ何年かで、ベイトリールの急速なハイギア化が進んだ。

もちろん、否定するつもりは無い。
否定するつもりは無いのだが、渓流での使用においては本当に必要なのだろうか?

前の職業のお陰で(元釣具屋です。)、主要メーカーのリールはほぼ触ってきた。
自分でも使ってみないとお客様に説明できないし説得力も無いので、売れ筋リールや気になった物は自腹で購入して使ってもみた。アフターパーツも散々組み込んだりもした。
何年かおきで訪れるベイトリールで軽量ルアーを投げよう!!というブームにのって、その当時の最先端リールにアフターパーツを組み込んで5g前後のルアーを投げて遊んでいた事もあった。

機械の進化は目覚ましく、ここ何年かで本当に1gから投げる事のできるリールや、1gを投げる事が出来る様になるアフターパーツ等が開発されだして、渓流でのベイトリールの使用が段々定着しはじめた。

ここまでは良かった。だが、ハイギアリールの渓流での使用に関しては疑問が多々残る。
バス狙いでハイギアのリールを使用する事に依存は無い。適材適所で使用すればいいと思う。遠くのピンポイントだけを狙う様な釣りをするのなら、ハイギアのメリットは計り知れないと思う。

だが、渓流で本当にハイギアは必要なのだろうか?

こんな疑問が湧いてくるのは、僕の釣り方のせいかも知れない。

僕は元々フライからトラウトを始めている。
フライにもいろいろな釣り方があって、ドライフライと言って浮かぶフライを使う、ルアーでいうトップの様な釣り方や、ウエットフライという沈めて釣るフライを使う釣り方等がある。

元々、バスのトップもしていたので、最初は魚がフライに出るのが丸見えなドライフライの釣りばかりしていた。ただ、この辺り(関西圏です)の川では、ライズを探して釣りをするのは難しく、いるかもしれない箇所に手当たり次第フライを落としていく、いわゆる叩き上がりの釣りになってしまう。なんとなく、それがあんまり面白くなくて、次第にソフトハックルというドライフライの様に浮かべても使えて、水に馴染ませると沈めても使え、なんとなく虫っぽくもあれば、引っ張ってルアー的な使い方もできるという便利なウエットフライの一種であるフライでの釣りばかりする様になった。

もちろん、ルアーの様な重さはないので沈めようと思うと喰い波という魚の付き場であろう川底に流れ込んでいく流れに馴染ませてやらないと、ソフトハックルは沈んでいってくれない。なので、魚が付いているであろうポイントのレーンのかなり先の方にフライを落として、流し込んでいく釣り方が自然に身についた。
もちろんフライだから、虫の様にも見せられるので流すだけでも釣れたりするのだが、魚がいるであろうポイント近辺で誘いをいれてやると(ルアーでのトゥイッチです)良く魚がでた。
本来はウエットフライの釣り方はクロスもしくはダウンクロスでやるものなのだが、僕はアップクロスでの釣りでも、この釣り方をしていた。

僕のルアーでの釣り方は、ほぼこのソフトハックルの釣りと同じである。
魚がいるであろうレーンの先の方へルアーをキャストして、まずいるであろうレンジまでルアーを沈めていく。そして魚がいるであろうポイントの近辺まで誘いのアクションを入れながら探っていくのだ。よりネチネチ探りたい時のみ連続でルアーにヒラ打ちを打たせ、できるだけ遅く流れてくるようにトゥイッチを入れ続けたりもする。
もちろん、他の釣り方もするがほぼこの釣り方をしている事が多い。

こういう釣り方をしていると、ハイギアのリールは早く巻けすぎて使えないのだ。
あまりにも巻くのが早いものだから、ルアーが無駄に引っ張られて糸ふけをだしてのトゥイッチがとてもやりにくいのだ。
実際に同じリールでギア比の違う機種を用意して、どちらが快適か釣り比べてみたこともあった。結果は圧倒的に普通ギアの方が僕は使いやすかった。

もちろん、ハイギアリールも流れが早い所で使うのにはメリットもあるかもしれない。でも、僕的にはそれはメリットに感じることはできなかった。普通のギア比のリールなら少し急いで巻けば、充分に流れに負けない速さで巻くこともできるし、逆に使いやすかった。さすがに古いリールの、あまりにも遅いギア比のリールは使いにくいが、今現在発売されている普通のギア比のリールなら問題無く使えるはずだ。

もし皆さんがこれからリールを選ぶとしたら、自分の釣りのスタイルも含めてよく考えてからギア比を選んでほしい。なんとなく渓流だからハイギアの方がいいと思い込んで、使っている人がとても多い様な気がしている。


今、メインで使用しているのがコンクエスト51。特別、早いギア比では無いが、とても快適に使っている。


今日の作業中のBGM

ビル・エヴァンスのエレピが堪能できる一枚。僕は結構好きです。

Bill Evans Album
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2014年2月27日木曜日

Triple or Single ?

使用フックの話である。

僕は、基本キャッチ&リリース派なので、ルアーのフックは全てシングル、バーブレスフックに交換している。もちろん、「絶対にこうしなければいけない。」とか、「持ち帰るな。」と、言っている訳ではないし、言う気もさらさら無い。個人の自由だと思うし、あくまで僕がこうしたいからしているだけ。

何年か前のワレットの中身です。全部シングル、バーブレスです。

どっちが優れているとかじゃなく、どちらにもメリット、デメリットがあるので、その辺りを書いてみたい。

まずはトリプルフックから。

もちろん、シングルフックに比べて針の数が3倍になるので、その分魚に刺さりやすい。
渓流用のミノーは、元々トリプルフックの使用を前提で作ってあるルアーの方が多い。(最近はシングルフック前提の物も増えてきましたが。。)
メリットがこのぐらいだろうか?

魚に刺さりやすい分、体に刺さる(引っかかる)可能性も高くなる。(リリースした時の生存率が低くなる。キープしかしない人にはデメリットにはならない)
針が3本あるので、魚がかかってからバレやすくなる。(2本以上かかっている場合は除く。1本しか刺さっていない時は、他の針が魚やルアーに当たって刺さっている針が抜けやすくなる為。試しにトリプルフックのバーブレスを使ってみてもらえば、解ってもらえると思います。とてもバレやすいです。)デメリットはこのぐらい。

次はシングルフック。

フックポイントが1個しかないので、力が集中する為、刺さりやすい。
トリプルに比べて、針の動きの自由度が高く(天国針なら尚更)、フックアイからベンド部分(魚がかかる部分)がトリプルに比べて直線的なので、掛かってしまえばバレにくい。メリットはこのくらい。

トリプルに比べて、フックポイントが少ないので刺さりにくい。(魚が咥えてこない限り、刺さらない。たまに例外もあるが、、)
トリプルに比べて、重量、水への抵抗が減るのでルアーの動きが変わってしまう。(今は重量に関しては、トリプルとほぼ同じ重量にしてある物も市販されています。探してみて下さい。)デメリットがこれくらい。

次はバーブ(返し)有り。

もちろんバレにくい。これがメリット。

刺さりにくい。(試しにラインに結んだバーブ有りのフックとバーブ無しのフックをダンボール等にラインを引っ張って刺してみて下さい。バーブ有りがなかなか刺さらない(貫通しない)のにびっくりすると思います。)これがデメリット。

そしてバーブレス。

刺さりやすい。(バーブ有りと比べたら圧倒的です。)これがメリット。

バレやすい。(返しが無いのだから当然です。ただ、ラインにテンションがかかっていればバレは極端に少なくなります。)これがデメリット。


そして組み合わせた場合はこうなる。


トリプル、バーブ付き。

魚を掛けやすい。これがメリット。

魚の体に刺さりやすい。たまに両方のフックが体に刺さってエビのようになっている写真や映像を見る事がある。これは人によってデメリット。(僕はこれが嫌でトリプルを使うのを止めました)

障害物や川底等に引っ掛けてしまった場合、極端に回収率が下がる。これもデメリット。
ネットがグチャグチャになる(笑)これもデメリットですね。

バレにくい。これはメリット。の筈なんですが、意外とシングルと比べてバレにくさは変わりません。逆に針が一本しか刺さっていなかったりするとバレやすくなります。他の要因も絡んできますので絶対ではありませんが、、、


シングル、バーブレス。

掛かりにくい。これが一番のデメリットですね。但し、しっかり追わせて食わせる事ができれば(もしくは食わせの間を与える事ができれば)魚はちゃんと掛かります。

バレにくい。(これは魚が掛かってからラインのテンションを保っていられる人に限ります。釣りに慣れていない、もしくはシングルフックに慣れていない人は逆にバレやすくなります。要するに慣れ次第って事ですね(笑))

回収率の高さ。引っかかりにくさ。 これはメリットにもデメリットにもなります。障害物等に引っ掛けてしまった場合は、明らかにメリットになります。川底等への引っ掛かりにくさは、底を取って釣りができるメリットにもなりますが、魚への刺さりにくさにもなっているので、考え様によると思います。

刺さりやすい。1本しか針が無い上に返しもないので、少ない力でも、とても刺さりやすい。これはメリットですね。


いかがでしょうか? 意外と両者に差が無い事に驚かれたでしょうか? 逆にトリプルのほうがデメリットが多いぐらいです。(但し、シングルの方は取り扱いに慣れるまでは、デメリットの方が多くなってしまうのですが。。)

僕はできるだけ魚に対してローインパクトに釣りをしたいので、シングル、バーブレスを使用していますが、考え方は人それぞれですし、全然違う意見をお持ちの方もいらっしゃると思います。上記で書いた様なメリット、デメリットを参考にして頂いて、自分でもしっかり調べたり考えたりしてフックを選んで頂ければと思います。

ただ、慣れてくるとシングル、バーブレスはとても快適に釣りができる事は確かです。
ぜひ、御一考下さい。


今日の作業中のBGM

ファンク系ジャズの好きな方におすすめ。オルガンサウンドに渋いギターがたまりません(笑)

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2014年2月20日木曜日

BGM

僕にとって生活から切り離したくない物の一つ。

このブログを読んで下さっている皆さんは、何かに集中したい時に音楽を聴くだろうか?
音楽なんか聴いたら集中できないでしょ!と、いう方も多数、居らっしゃると思う。

ただ、僕と同世代の人には解ってもらえるかもしれない。
僕が生まれた世代というのは、丁度ベビーブームの頃に生まれた世代の方だ。
80年代に10代を過ごされた方たちなら「深夜ラジオ」を勉強の時に聞いていた方が、多数いらっしゃるのではないだろうか?
僕もその口だ。

元々、子供の頃から音楽を聴くのは好きだった。

僕がまだ幼稚園児の頃から、亡父は車でMiles Davisだ、Art Blakeyだ、Oscar Petersonだと、自分の好きなジャズをかけまくっていた。普通は嫌がるのだろうが、一緒になって聴いていたらしい。(笑)

小学校の担任の先生で変わった先生がいて、音楽の授業時間に「いい音楽を聴くぞ!」と言って、試聴室に連れて行かれYMOを聴かせてくれた先生がいた。よっぽど衝撃的だったのか僕の小学校の卒業文集には、尊敬する人の欄に坂本龍一と書かれている(笑)音楽の授業は大嫌いだったくせにである。
ちなみにこの先生もそんな事をするぐらいだから音楽が大好きで、退職された今ではジャズハウスでドラムを叩いていると聞いている。

中学に入って、少し聞かなくなっていたのだが、受験勉強をやり始める前ぐらいから「深夜ラジオ」を聴き始めた。
なんとなく、夜に一人で勉強してるのが嫌で聴きだしたのが、最初の理由だったのだが、ラジオから流れてくるいろいろな音楽を聴いていると、なんとなく救われる気がして、段々何か聞きながらの方が集中できる様になってきた。
さすがにあまり激しい音楽では集中できないので、できるだけ静か目で尚且つクラシックの様に眠くならない音楽(今は聴けますよ!当時は。。。(笑))をかけている局を選んで聴いていた。

高校に入って、亡父が家にベースを持って帰ってきた。
「何これ?」
「今度、消防分団で夏祭りする時にバンド演る事になってなぁ。いらん奴があるからって、くれたんや。お前も興味があったら演ってみるか?
「う〜ん、、、どうせ演るんやったらメロディー弾ける楽器がええなぁ。。ギターとか。。」
最初のきっかけはこんな感じだったのだが、バイト代を注ぎ込んでAriaProの中古のギターを近所の店で買った。おかげで、下手ながら気の合った仲間と高校在学中から卒業して数年はバンドで遊んでいた。コピーバンドだったのと、極度の上がり症なもんでライブなんかは全然しませんでしたが。。ちなみにこの頃はハードロックとかヘビメタとか聴いてました(笑)Guns'n Rosesとか好きだったなぁ。。

さすがにバンドの仲間も就職して会いづらくなり、バンドは自然解散になり、僕はバイクに夢中になっていったのだが、音楽は変わらず聴いていた。自分でも下手なりに弾く様になったから音楽もより分かる様になり、何をするにも音楽を聴いていた。

仕事を始めてからも、職場にはずっと音楽が流れている環境の職場ばかりだったので、今度は逆に音楽が流れていないと気持ち悪くなってきた。
もちろん集中力がギリギリまで高まっている時は、音楽も耳には入っていないのだが、それでも何か音楽をかけていたい。ちょっと、解りにくいかもしれないが解ってもらえるだろうか?

最近は亡父の影響もあってか、ほぼジャズを聴いている。8割ジャズで1割ブルース、残りがその他って感じだ。ジャズにもいろいろあって正統派のジャズもあれば、僕みたいなバンド上がりの人間でも楽しく聞けるジャズもあるし、聴いていて飽きる事がない。どんどんCDの数も増えていって、今では毎日一枚ずつ違うアルバムをきいても2年ぐらいは聴けるぐらいに増えた。そこで皆さんに僕が作業中に聴いているアルバムを「今日の作業中のBGM]として、一枚ずつ紹介してみようと思う。試聴も出来る様にリンクを張っておくので、良ければ聴いてみて頂きたい。紹介したアルバムが一枚でも気に入って頂けると嬉しいのだが。。。

今日の作業中のBGM

今のJAMシーンを先頭きって突っ走ってるお爺ちゃんです(笑)ロック好きの方にも聴きやすいと思います。僕の中の名盤

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2014年2月18日火曜日

Customers

お客様。

最初は、もちろんそうだった。
普通にお店に来られるお客様の一人に過ぎなかった。(僕は元々、某釣具屋をやっていました)
だけど、今では友人とも呼べるお付き合いをして下さる方が何人かいらっしゃる。
もちろん、僕の竿を買ってくれたお客様なのだから、お客様には違いないのだが。。。
でも、僕の中では友人だと思わせてもらっている。
頻繁に連絡を下さるし、釣果写真を送ってもらったりもしている。
たまには、馬鹿話もするし、昔からの友人の様だ。

きっかけは何だったかは、もう覚えていない。
最初は、ブラックバスが大好きなお客さんだった。
でっかいプラグだけをバンバン投げて、琵琶湖でデカイ魚を釣っておられた。
ただ、長い事やりすぎて、少々飽きが来られていたのかもしれない。

「トラウト面白いですよ」

こんな会話がきっかけだったろうか?
ある日を境に、トラウトにどっぷり嵌り始められた。
元々、釣りの上手な方だったので、トラウトもあれよあれよという間に上達されて、今では、僕より全然上手い。
元々、熱い方なので、ハマり方も半端じゃなかった。
とりあえず、この方、釣りに行きまくる。
釣具屋というのは、皆さん「好きな釣りが出来ていいね〜。」と、仰るがそんなもんじゃない。お客様より釣りには行けない。行けないのに釣具は売る程あるから、余計質が悪い(笑)
たった数年で僕の全釣行回数をあっさり抜いたんじゃないだろうか?
それに情報収集力も半端じゃない。岐阜の方にお連れさんが居らっしゃるらしく、今はどこそこが良くて、ここはもう少し後。等、とても詳しい。
研究熱心だから、やっぱり良く釣ってこられる。
場所は、もちろん言わないが、えっ?そこで、その魚、釣れたの?と、聞きたくなる様な魚をしょっちゅう釣ってこられる。
あんまり釣ってこられるものだから、今ではテスターをお願いしている。

この方、アウトドアも大好きなので、一緒に釣りに行くと昼飯がちょっと豪華になる。(笑) 僕が店を辞めて、ビルダーとしてHPを立ち上げてからも、ずっと応援して下さっている。本当に有難い友人、もといお客様の一人だ。
今も、次のテストロッドのテストをお願いしているので、待ってもらっている。
多分、次の次で制作開始になると思うので、待っててくださいね。Oさん(笑)


この写真も、Oさんと一緒に行った時に、いつの間にか撮って下さった一枚だ。

もう一人、今の所、僕の竿を一番買ってくれたお客様にTさんが居らっしゃる。
とても若い方なのだが、この方も熱い。

やっぱり最初は「トラウト面白いですよ」から、始まったような気がする。

いきなり竿を買って下さりそうになったのだが、一度一緒に釣りに行って、気に入ったら買って下さればいいですよ。と、いう話になった。

そして、初釣行。 なんとか初めてのアマゴを釣って頂いて、無事、ご購入頂けた。(笑)

ただ、そこからがまた凄い。


最初に買って頂いたのは、スピニングロッドだった。でも、その頃からベイトロッドのテストをしていたので、「その竿も面白そうですね」という話になった。
元々、この方もブラックバスが大好きでしょっちゅう釣りに行っておられた。
ブラックバスでは、ベイトロッドの方が多用するのでアキュラシー性を求められての「面白そうですね」だったと思う。

段々、ベイトロッドの可能性を見つけ出していた頃だったので、竿の方も大分、仕上がってきていた。
「それじゃ、一回使ってみます?」
そんな言葉で、また一緒に釣行に行くことになった。

この時の釣行が動画に撮れていたら、本当にいいPRビデオになっただろうなと思うくらい、釣れた。
ちょうど、雨後で水位が落ち着いてきた頃と、条件も良かったのだが、それだけが理由じゃない。
初釣行の時は、慣れないスピニングのアキュラシーキャスト(正確なキャスト)に苦労しておられたのだが、この時は違った。
指示したポイントにさくさくルアーが入るのだ。ここはと思うポイントからは、全て魚が出た。2〜3投してダメでもルアーをチェンジしてもらって投げてもらうと、きっちり魚が出た。この辺りも着水音を極力静かにできるベイトのメリットだと思う。
元々、ベイトに慣れておられたからの結果だとは思うが、やっぱり渓流ベイトは可能性があると思った釣行だった。
もちろん、この後、ベイトのテストロッドを一本お買い求め頂いた。(笑)
この後も、一人で釣りに行かれては、結構釣ってきておられたので気に入って頂いていると思う。

こうしてTさんも、今でもたまに連絡をして下さる、とても若い友人、もといお客様の一人になった。

僕の目指す顧客層とは、こういう事だと思う。

ただのお客様では嫌なのだ。
せっかく、高いお金を出して買って頂けるのだ。
僕としては、できれば友人の様なお付き合いをお願いしたい。
その為の、「購入後曲げ取りは無料で行います」なのだ。
「釣行写真を送って下さい」なのだ。

商売としては、どうなのかとは思うが、そうしたいのだから仕方がない。
もちろん、そんな面倒くさいのは嫌という方は、それでも構わない。

でも、せっかく釣りの好きな物同士、話が少しでもできれば楽しいと思う。

他にも面白いお客さんや仲の良い友人の様な方も、何人か居らっしゃるのだが、その話は又の機会にしようと思う。

Oさん、Tさん、これからも宜しくお願い致します。


2014年2月15日土曜日

Digital or Analog ?

あなたは、魚を釣りあげた後はどうしていますか?

魚籠に入れる?
必要以上に持って帰るのでなければ、それもいい。

それとも、写真に収めて魚はリリース?

デジタルキープという言葉を、最近よく耳にする様になってきた。
言葉通り、魚籠には収めず、デジタルカメラに収める事を言う。

僕も、キャッチアンドリリース派なので、やはり釣った魚はカメラに収めて、お帰り頂いている。刺さりどころが悪くなくて、取り扱い方さえ間違わなければ魚はリリースしてもちゃんと生き残るし、また遊んでほしいので、そうしている。

昔は、カメラなんて渓流には持って行かなかった。
持って行ってもせいぜい携帯ぐらいで、たいして画質の良くない携帯で写真を撮っていた。正直、写真を撮っている時間が勿体無く思えたし、写真で時間を潰すぐらいなら、もっと釣っていたかった。

なのに、なぜカメラを持っていく様になったか?

事故のせいだ。
HPにも書いたが、僕は足が事故のせいであまり良くない。
長時間、歩いていると痛みが出てくるので、あまり無理もできない。
それでも、渓流には行きたいからどうしたら良いか考えた。
考えた上での結論が「カメラを持っていく」だった。

カメラを持って行っていれば、魚が釣れたり、綺麗な景色に出会った時に、自然と撮影するだろうし、撮影する時間が丁度良い休憩になると思ったのだ。

実際、その通りになった。
渓流には、釣り人にしか見えない風景がたくさんあった。
それらをカメラで切り取りながら釣りをする事で、短い釣行時間でも充分満足する事ができる様になった。おまけに、帰ってから写真をつまみに酒まで飲める様になった(笑)
一石二鳥どころか一石三鳥である。

ただ、一緒に悩ましい悩みも連れてきた。

「どんなカメラを持っていくか?」という悩みだ。

最初の内は、よくあるコンパクトデジタルカメラでも充分に満足できていた。
でも、しばらく経ってくると、もっと綺麗な写真が撮りたくなってきたのだ。

コンデジでは、どうしてもボケの写真は取りにくい。
魚の眼にピントを合わせて写真を撮っても、全部がはっきり写ってしまって、なんだか記念写真の様になってしまうのだ。

ある時、試しに、持っていたアナログ一眼カメラにポジフィルムを詰めて、持って行ってみた。帰ってきてから現像に出して、返ってきた写真を見たら。。。。。
当然だがコンパクトデジカメとは、比べ物にならない、きれいな写真が撮れた。
やっぱり一眼を持って行こうかなと思ったのだが。。。。

一眼には欠点もある。重いのだ。
正直、釣りしている時に、あまり重い荷物は持って行きたくない。
それに、古いカメラだと、もし落としたらショックで立ち直れない。
現像代もかかる。

もしデジタルカメラにすれば、アナログ一眼の欠点は全て解消する。
小さいものにすれば、全然軽いし、軽い防水のものもある。現像代はタダだ。

どうしようか、悩んでいた時に今、使っているカメラが発売された。
コンデジなのにフルサイズの写真が撮れる機種である。
これなら、一眼の様なボケのきれいな写真も撮れる。防水の面は諦めないと仕方がないが。。。

これで解決だと、思っていたのだが、、、
やっぱり、アナログ一眼も捨てがたいのだ。

結局、堂々巡りでずっと悩んでは、行く場所や誰と行くかに合わせて、いろいろ持っていっている。





2月15日 PM17:30 加筆
昨日の晩、結構寝ぼけながら書いたので、あまりまとまりのない駄文になっています。
申し訳ないので、修正しようかなとも思いましたが、これも僕という事でこのままにしておきます(笑)
Blogのデザインも大幅に変更しました。とりあえず、立ち上げた時の状態のままだったので、、、少し、見難くなったでしょうか? ご意見等あればFacebookページからメッセーッジをお送り下さい。参考にさせて頂きます。




2014年2月13日木曜日

Lure? Fly? Worm?

あなたはトラウトを釣るなら、どんな釣り方が好きだろうか?

ざっと上げると、「ルアーフィッシング」、「フライフィッシング」、「テンカラ」、「餌釣り」、、漁師でなければ、こんなものだろうか?

皆さんは、こんな僕のブログを見て下さってるぐらいだからルアーの方が多いと思う。

僕は、元々トラウトはフライフィッシングから始めた。

僕の親戚の叔父さんに、山登りの好きな叔父さんがいる。
その叔父さんが、一緒に山に登っていた仲間が美山でハーブを作っているから見に行こうと誘ってくれた。この叔父さん、車も大好きでその時は大事にしている古〜いフェアレディZで一緒に美山まで行った。

美山に着いて、「ここだよ。」と、案内された所は、とても雰囲気のあるログハウスで、併設されたハーブ園が、とてもいい香りをさせていた。

中に入ると、これまた見るからに山男という感じのオジサンが出迎えてくれた。
叔父さんの昔からの友達という事もあってお二人で盛り上がりだしたので、僕はその辺りを見物する事にした。

カントリースキーに使うスキー板や、庭道具などがキレイに整頓されて置かれている。
ふと壁の方に目をやると、一枚の写真が目に入った。

それは叔父さんのお仲間さんが、1mはあろうかというサケ科の魚とフライロッドを持ってニッコリ笑っている写真だった。

びっくりした。その頃はフライの知識などまるで無かったので、そんなデカイ魚が釣れるなんて思ってもみなかったから。

その後は、ご想像通り、お仲間さんを質問攻めにしてフライをやる気満々になっていた(笑) 確か、一週間も経たない内にフライショップに行って初心者向けのセットを揃えていたと思う。

とりあえず、あの時見た写真の様なデカイ魚が釣りたかったから、フライショップの店員さんに聞いて、大きい魚がいると評判の管理釣り場に行ってみた。
最初は、釣りもままならなかったが、管理釣り場の社長さんやフライショップの店員さんに教えてもらったりしながら通っている内に、そこそこ釣れる様になってきた。

その日も、いつもの調子で管理釣り場に行くと、そこの管理釣り場では珍しく、ルアーのお客さんが釣りをしていた。見ていると、これが全く釣れていない。こちらがいつも通り何匹も釣っているのに、ルアーの人はかすりもしていない。
あまりに釣れていないので、管理釣り場のお兄さんに聞いてみた。

「あんなにルアーでトラウトって釣れないものなんですか?」
「いや〜。。フライよりは釣れないとは思いますが。。。」

こう聞いて、僕の中の天邪鬼がいつも通り、動き出した。

釣ってやろうじゃん。。。。

早速、釣具屋さんに行って、また一揃え揃えて管理釣り場に行ってみた。

投げてみる。。。グンッ!! クイクイ!!

釣れるじゃん。。。。

こうなると、ハマるのも早い。(笑)

フライでも行きだしていた渓流でもルアーがやってみたくなって、ルアーロッドも買い足して2刀流で行く様になった。

その日の川の様子を見て、フライをやったりルアーをやったりしていた。

そのおかげで、とてもハイブリッドな釣り方ができる様になった。
フライをやっていてもルアー的な釣り方をしてみたり、その逆もする。
そういう釣り方をしていると、出家(ボウズの事です(笑))する事も少なくなった。

ただ、その当時の事だからフライショップでは白い目で見られたけれど。。。

今でも、たまに他の釣り方をしている人の事を悪しざまに言う人を見かける事があるが、どんな釣りも一度、体験した方がいいと僕は思う。

大抵、どんな釣りも楽しいし、面白い。ただ、自分に合うか合わないかだけ。
他の釣り方をしている人がマナーが悪く見えるのは、その釣り方を知らないという理由からそう見えるだけかもしれないし、大抵はその人個人のマナーが悪いだけ。

僕は餌釣りのおじさんとも喋るし、もちろんフライの人とも川で喋る。
ほんの一部の人を除いて、大抵は楽しく喋る事ができる。

せっかく同じ川で遊ぶ仲間なんだから、あの人は餌釣りだから。。とか、フライの人はとっつきにくそうだとか言わずに、みんな仲良くマナー良く釣りができたら一番いいと思う。

もうすぐ解禁だなぁ。。とか考えてて、ふとこんな事を思った。
皆さんはどう思いますか?


*渓流では、最低限のルールは守りましょう。漁券は必ず購入する。先行者を追い越す時は、必ず了解を得てから等。。。。



2014年2月11日火曜日

Madake

真竹

魚香竿でメインに使用している竹。



普通、バンブーロッドと言えばトンキンケーンと言う中国産の竹を使う。
僕も、最初の一本はトンキンケーンで作った。

トンキンケーンはパワーファイバー(竹の繊維の事)が太く厚い。いいトンキンケーンはずっしりと重い。トンキンケーンで竿を作ると、とても強い竿が作れる。
バンブーロッドに使用するには、とても都合のいい竹なのだ。

なら、なぜ使わないのか?
理由は、きれいなトンキンケーンがなかなか手に入らないから。
どうしても輸入の過程で傷が付いたりする事が多く、使える部分が少ない竹しか殆ど手に入らない。初めてトンキンケーンを扱っているショップに行った時に、思っていたより汚くて、びっくりした記憶がある。

僕は京都育ちだ。
子供の頃から、近所の竹藪で遊んでいたし、祖父に連れられて筍掘りに行ったりしていた。そのせいか、竹は綺麗なものという潜在意識があるのかもしれない。
竹藪は本当に綺麗なのだ。よく嵐山なんかの写真でご覧になった事もあると思う。僕の実家は嵐山に程近い所にあるので、あの写真そのものをずっと生で見てきたのだ。
トンキンケーンが汚く見えても仕方が無いのかも知れない。

僕の父は、僕が子供の頃は庭師をしていた。
なので、竹垣を作ったりしていたのを見ていたし、竹屋さんにも子供の頃に何度か連れられて行った記憶がある。その時も竹って綺麗だなぁと、感動した記憶が朧気にある。

そんな記憶がある所為か、結局すぐにトンキンケーンを使うのは止めてしまった。

竿作りを初めて間もない頃から、京都の竹屋さんを廻って使えそうな真竹を置いてある竹屋さんを探した。

竹は切ってきて、そのままでは竿作りに使えない。
竹に入っている油分を抜かないといけない。
油分を抜く抜き方も色々あるのだが、中には竿作りには使えない様になる抜き方もある。
最初はそれが分からなくて、一本一万円もした竹が使えなかったなんて、笑い話にもならない事もあった。色々、試した上で使えそうな竹はなんとか見つける事ができた。

ただ、真竹はとても綺麗なのだが、竿にするには厄介な点もいくつか有る。

まず、トンキンケーンに比べるとパワーファイバー層が細く薄い。なのに、ピス層と言って柔らかくて使えない部分はトンキンケーンより多いのだ。
それに、節もトンキンケーンに比べるととても高い。正直、曲がり直しの時は嫌になる位だ。
まだある。せっかく曲げ取りをしても放っておくと、すぐにまた曲がりが出る。なので、何回も曲げ取りを行わないといけない。

ここまで、書いていて「じゃあ、なんで真竹なんか使うの?」と、思った人もいるだろう。

理由は軽くてしなやかだから。
もちろん、綺麗だからというのも大きな理由。竿に仕上げた時の綺麗さは段違いだ。
どうしてもパワーファイバーが細く、層が薄いせいでトンキンに比べると弱くなってしまうのだが、圧倒的に軽く、深く曲がる。

僕が作りたい竿は、使ってくれるユーザーさんが笑顔でいられる竿。
笑顔でいる為には、使っていて楽しくないといけない。重くて、一日使うのがしんどい様な竿だと笑顔になんかなれないし、固い棒のような竿だと振るのがしんどくて疲れてしまう。それに、せっかく魚を掛けても、全然曲がらないような竿は使っていて面白く無いから笑顔になれない。そうやって考えると、真竹の方が都合がいいのだ。

真竹で作った竿はとても軽い。僕の竿は中空加工も施すので更に軽い。テーパーにもよるのだが、振り重りがしないので、結果一日中、振っていられる。

トンキンケーンで作った竿が太い針金の様な強さだとすると、真竹で作った竿はピアノ線の様なしなやかな強さがある。トンキンケーンの竿で、これ以上曲がったら折れると思うような所まで真竹の竿を曲げても、まだもう一段階、耐える事ができるのだ。

トンキンに比べて弱くなるのは、テーパーを考え直せばいい。(トンキンのデータが全く使えないので、大変ですが。。。)
節が高くて曲げ直しが大変なのは、我慢すればいいだけの事。

そう考えて、作り始めてから直ぐに使う竹を真竹に切り替えて、そのままずっと真竹を使っている。

もちろん、トンキンケーンの竿も頼まれれば作る。
でも、できれば真竹だけを使っていきたいと、今は思っている。




2014年2月7日金曜日

PE Line

PE Line

ここ数年で渓流の釣りが劇的に変わった。
原因は使用ラインをナイロンからPEに変えた為だ。

元々、他の釣りではPEを使用していた。エギング、シーバス、バスのトップ等。。

だったら、なぜ渓流では使わなかったのか?

理由は、数年前までスピニングで釣りをしていたから。
スピニングで釣りをする時に、ナイロンラインに何ら不便を感じていなかった。
メインで使っていたカーディナルには、ナイロンラインがベストマッチに思えたし、実際他のアングラーも皆ナイロンラインだったから。

雑誌の記事等で”PE"の特集が組まれても、「渓流でPEは使いにくいでしょ。。ラインシステムも面倒だし。。」と、手を出さなかった。

ならなぜ、PEを使い出したのか?

たまたまだ。本当に偶然である。
その当時は、釣具屋を経営していたので、もちろんPEラインも販売していた。
その頃、仲の良かったお客さんとよくエギングに行く様になり、PEラインの使用頻度が上がったのだ。最初の内こそ「やっぱりラインシステムを組むのは面倒だなぁ。。」と、思っていたのだが、慣れてくるとシステムを組むのに3分もかからない。ラインが軽くて風に流されるのも、キャストで何とか調整できる。それに感度が段違いだ。軽くロッドを動かすだけでエギもよく動く。PEを使うことによって、縦の釣りがとてもし易いのだ。

しばらくエギングに行っていて、ある時ふと思いついた。
「渓流でも、使えるんと違うかな。。。」





物は試しである。早速、その時に使っていたステラにPEを巻いて、自作のバンブースピニングロッドで渓流に行ってみた。
使い始めて数投の間は、「やっぱり使いにくいかなぁ〜。。」と、思いながら投げていたのだが、、、
慣れてくるといいのである。

PEのデメリットをあまり感じないのだ。

投げる事に関しては、糸絡みが心配だったのだが、ガイドの種類とセッティング、それにキャストの仕方で何とかなる。風で糸が孕むのも、もともとライナーでキャストするので問題無い。ギリギリを狙いすぎて樹の枝に巻き付いても、強いPEとフロロの7lbの組み合わせは、ルアーをゆっくりと巻いてやれば、そのまま回収できる率がとても高い。(これはシングル、バーブレスを使用している効用でもあります。トリプル、バーブ付きではこの限りではありません)

ルアーの操作に関しても、今まで結構強めに動かさないといけなかったのが、本当に軽い力を入力するだけで、ルアーが機敏に動いてくれる。慣れれば、ルアーを手で動かしているような感覚になってくる。それに、ルアーが何に当たったのか手に取るように分かるのだ。(もちろん、竹竿のせいもあるのだが、、)何に当たっているかがよく解るので、根がかりしにくくなる。そうすると底ギリギリを引いてくることが出来るので、より底に定位している大物も狙える様になる。
アップクロスに投げて、ルアーとリーダー部分だけを沈めて、ポイントまで流し込んでいく。PEは全て水からでている状態なので、軽くトゥイッチを入れてやると、ルアーがその場でヒラを打つ。ヒラを打ちながらポイントまで流し込めるのだ。PEが弛んでいても、PEの先端部分が浮きの役目をはたして、当たりがはっきり解る。

魚がヒットして、掛ける時もほんの少し手首を返すだけで、しっかりフッキングできる。魚がどういう動きをしているのかも、手に取るように解るので、やり取りに余裕ができる。

難点としては、無理なやり取りをした時と、魚を取り込む時に糸と魚に角度がついた時にフックホール(魚に刺さっている針の穴の事)が広がって、バレやすくなってしまう事だろうか。ただ、これも無理なやり取りをせずに、取り込み時だけ注意する事で緩和する事ができる。
後は、横の釣りがしにくい事もあげられる。真っ直ぐ横に同じ層を引いてくる様な使い方は、どうしてもPEが浮いてしまう為、やりにくい。

こうやって、メリット、デメリットを上げていくと、圧倒的にメリットの方が多いのだ。
こうなってくると、使わない手は無い。
店に置いてあったPEラインを試しまくって、今も使用しているバリバスのラインに落ち着いた。(適度なコシがあって使いやすい)

おかげでここ何年かは、ほぼPEオンリーで釣りやテストをしている。
それぞれ、いろいろな考え方もあると思うし、どの考え方も間違っているとは思わないが、一度試してみる価値は充分にあると思う。

ぜひ、今シーズンの釣りで試してみてほしい。
目から鱗がおちるかどうかは、保証しませんが、、、(笑)

追記
ヘタしたら一シーズンもっちゃいそうなライン寿命も有り難いです。財布に優しい。。(笑)


2014年1月27日月曜日

Connection with the people

「人との繋がりが希薄になった。」
そんな意見を、最近良く聞くようになった気がする。

確かにみんな忙しすぎて、実際に会う事はなかなか出来難くなったのかもしれない。
嫌な世の中だ。

でも、今どきのツールのおかげで、実際にはなかなか会えない人たちと繋がる事が
できる様になった。

SNS

ホームページを立ち上げて、ちゃんと公開してからたったの3日。
たったの3日の間に、ほぼ500人近い人が僕のホームページを見てくれた。

僕の努力だけで、それだけの数の人が見てくれる訳がない。

ここ何ヶ月か、いろいろあって殆ど友人に会えていない。

にも関わらず、SNSのおかげで繋がってくれた友人達が僕の事を応援してくれた。
だからこその500人だ。

希薄になんかなっていないと、僕は思う。
目には見えないけど、確かに繋がってる。
この3日間、ホームページの訪問数が上がっていく度に、そう実感した。
久々に、ちょっと泣けた。

本当に有難う。
本当に有難うございます。

これからも応援して下さい。






2014年1月24日金曜日

First blog

Homepage立ち上げと同時にこのBlogも立ち上げました。

拙い文章で申し訳ありませんが、独り言を綴っていきたいと思います。
ぜひ、お付き合い下さい。

今まで、日記という物を付けた事も無く続けられるのかどうか。。。

とりあえず、このBlogで書きたい事。

独り言。(感じた事)

動画。(いろいろ撮り始めてます。編集中)

写真。(好きです。アナログも)

竿作りに関して。(いろいろと。。)

まずは、こんな感じで行きたいと思います。

ではでは、宜しく。