あなたはトラウトを釣るなら、どんな釣り方が好きだろうか?
ざっと上げると、「ルアーフィッシング」、「フライフィッシング」、「テンカラ」、「餌釣り」、、漁師でなければ、こんなものだろうか?
皆さんは、こんな僕のブログを見て下さってるぐらいだからルアーの方が多いと思う。
僕は、元々トラウトはフライフィッシングから始めた。
僕の親戚の叔父さんに、山登りの好きな叔父さんがいる。
その叔父さんが、一緒に山に登っていた仲間が美山でハーブを作っているから見に行こうと誘ってくれた。この叔父さん、車も大好きでその時は大事にしている古〜いフェアレディZで一緒に美山まで行った。
美山に着いて、「ここだよ。」と、案内された所は、とても雰囲気のあるログハウスで、併設されたハーブ園が、とてもいい香りをさせていた。
中に入ると、これまた見るからに山男という感じのオジサンが出迎えてくれた。
叔父さんの昔からの友達という事もあってお二人で盛り上がりだしたので、僕はその辺りを見物する事にした。
カントリースキーに使うスキー板や、庭道具などがキレイに整頓されて置かれている。
ふと壁の方に目をやると、一枚の写真が目に入った。
それは叔父さんのお仲間さんが、1mはあろうかというサケ科の魚とフライロッドを持ってニッコリ笑っている写真だった。
びっくりした。その頃はフライの知識などまるで無かったので、そんなデカイ魚が釣れるなんて思ってもみなかったから。
その後は、ご想像通り、お仲間さんを質問攻めにしてフライをやる気満々になっていた(笑) 確か、一週間も経たない内にフライショップに行って初心者向けのセットを揃えていたと思う。
とりあえず、あの時見た写真の様なデカイ魚が釣りたかったから、フライショップの店員さんに聞いて、大きい魚がいると評判の管理釣り場に行ってみた。
最初は、釣りもままならなかったが、管理釣り場の社長さんやフライショップの店員さんに教えてもらったりしながら通っている内に、そこそこ釣れる様になってきた。
その日も、いつもの調子で管理釣り場に行くと、そこの管理釣り場では珍しく、ルアーのお客さんが釣りをしていた。見ていると、これが全く釣れていない。こちらがいつも通り何匹も釣っているのに、ルアーの人はかすりもしていない。
あまりに釣れていないので、管理釣り場のお兄さんに聞いてみた。
「あんなにルアーでトラウトって釣れないものなんですか?」
「いや〜。。フライよりは釣れないとは思いますが。。。」
こう聞いて、僕の中の天邪鬼がいつも通り、動き出した。
釣ってやろうじゃん。。。。
早速、釣具屋さんに行って、また一揃え揃えて管理釣り場に行ってみた。
投げてみる。。。グンッ!! クイクイ!!
釣れるじゃん。。。。
こうなると、ハマるのも早い。(笑)
フライでも行きだしていた渓流でもルアーがやってみたくなって、ルアーロッドも買い足して2刀流で行く様になった。
その日の川の様子を見て、フライをやったりルアーをやったりしていた。
そのおかげで、とてもハイブリッドな釣り方ができる様になった。
フライをやっていてもルアー的な釣り方をしてみたり、その逆もする。
そういう釣り方をしていると、出家(ボウズの事です(笑))する事も少なくなった。
ただ、その当時の事だからフライショップでは白い目で見られたけれど。。。
今でも、たまに他の釣り方をしている人の事を悪しざまに言う人を見かける事があるが、どんな釣りも一度、体験した方がいいと僕は思う。
大抵、どんな釣りも楽しいし、面白い。ただ、自分に合うか合わないかだけ。
他の釣り方をしている人がマナーが悪く見えるのは、その釣り方を知らないという理由からそう見えるだけかもしれないし、大抵はその人個人のマナーが悪いだけ。
僕は餌釣りのおじさんとも喋るし、もちろんフライの人とも川で喋る。
ほんの一部の人を除いて、大抵は楽しく喋る事ができる。
せっかく同じ川で遊ぶ仲間なんだから、あの人は餌釣りだから。。とか、フライの人はとっつきにくそうだとか言わずに、みんな仲良くマナー良く釣りができたら一番いいと思う。
もうすぐ解禁だなぁ。。とか考えてて、ふとこんな事を思った。
皆さんはどう思いますか?
*渓流では、最低限のルールは守りましょう。漁券は必ず購入する。先行者を追い越す時は、必ず了解を得てから等。。。。