2014年1月31日金曜日

The Block Plane

洋鉋

バンブーロッドを製作する上で、とても大事な道具の一つに洋鉋がある。

普通、鉋というと思い浮かべるのはホームセンター等でも手に入る木で本体が出来ている和鉋だろう。かくいう僕も、竿作りを始めるまではそうだった。


これが洋鉋

Facebookページで新しい洋鉋を購入したので、その写真を投稿した所、何人かの方から「これは何でしょう?」、「見たことがない道具です」と、コメントを頂いたので、ざっくり説明してみようと思う。

皆さんが、鉋をかけている所を見た事があるとしたら、和鉋を使って体重をかけて引いて削っている所ではないだろうか?

洋鉋の大きな特徴は、「押して削る」という事だ。外国の方は押して何かをするのが好きなのか、鉋も鋸も押して削ったり、切ったりする様にできている。
僕も最初は違和感がかなりあったのだが、すぐに慣れた。慣れてくると押すほうが楽になってくるのだから不思議なものだ。

他に大きな違いといえば、本体が金属で出来ている事だろうか。底面を使い始める前に鏡面加工する事によって、後はほぼ調整の必要が無くなる。(数年に一回ぐらいは必要だが。。)和鉋は木で出来ている為、定期的に調整する必要がある。

他のメリットは刃砥ぎが楽という事だろう。詳しく書き出すと本が一冊かけるぐらいになるので割愛するが(ネットで検索してみて下さい。恐ろしい数の書籍が発売されています。)、和鉋の刃砥ぎの様に熟練しないと砥げないという事は無い。道具を使用して丁寧に砥げば素人でも簡単に切れる刃に砥ぐ事ができる。

デメリットは金属でできているので、「重い」事や、「メンテナンスをちゃんとしないと錆びる」事ぐらいだろうか。


どんな風に使うのかは、実際に見てみないとピンとこないと思うので、動画を撮影してみた。




何となく、雰囲気は解ってもらえただろうか?

楽しそうだなと思った方は、ぜひご自分で竿を作ってみる事をオススメします(笑)

2014年1月29日水曜日

"Straightening the Bamboo Sprits"

曲げ取り

竹竿作りの中で、最も難しく嫌な作業。
何が嫌かって、熱いし痛い。

竹というのは「竹の様に真っ直ぐに」と、言われている様な代物じゃ無い。
曲がって、反ってぐにゃぐにゃだ。
特に節の前後は最悪。

それをヒートガン(ドライヤーの親分の様な物)で、熱を入れて曲がりを取る。(竹は熱を入れると、面白いぐらいグニャグニャに曲がります)
最初は手袋を付けるやり方も試していたが、それでは細かい凸凹が分かりづらくて、今は素手でやっている。(道具は使うけどね)

熱を入れた部分をすぐに触ったりするから、熱い。
熱いけど、真っ直ぐにしたいから多少熱くても我慢する。
素手で竹を曲げながら熱を入れるから、痛い。
痛いけど、やっぱり真っ直ぐにしたいから多少痛くても、やっぱり我慢する。

海外のビルダーさんの様に、曲がったまま機械でカットして貼り合わせる製法もあるが、途中で竹の繊維が切れてしまう為、やりたくない。
繊維が切れていても、ちゃんと竿にはなるのだ。フライロッドで名竿と言われている竿のほとんどが、マシンカットなのだから。

でも、拘りたい。
ほんのちょっとかもしれないが、竿の寿命や感度が変わるのだから。
拘りたいから、この熱さや痛みは我慢する。
それにもう何年もやってきたから大分慣れたし、手の皮も厚くなった様で、それ程痛くなくなってきた。

一本の竿を仕上げるのに使う竹の棒は2ピースなら12本。(6本を貼りあわせてブランクスを作っている為)12本を1本ずつ丁寧に曲がりを取っていく。
僕の作業時間は他のビルダーさんに比べて遅いと思う。
熱を最小限しか入れたくないから、ヒートガンの温度をギリギリまで下げてあるからだ。
竹は熱を入れ過ぎると固くなるし、脆くなる。
だから、ゆっくり少しずつ熱を入れる事によって、熱を入れていない箇所との差を少しでも少なくしたいのだ。ただし、最小限しか熱を入れないという事は、竹は曲がりにくくなるので作業途中でちょっとでも力を入れすぎると折れる。
だから、曲げ取りの最中はかなり神経を使う。長時間やると頭が痛くなるぐらいだ。

ここで真っ直ぐにしておかないと、後々まで作業に影響する。
だから嫌だけど、集中して作業する。

唯一の救いはいい香りがする事。(真竹に熱を入れると、とても甘い匂いがします)
明日もいい香りを嗅ぎながら我慢して曲げ取りしようかな。。。。

熱いし痛いし嫌だけど、終わった時の達成感が一番強いのもこの作業なんだよなぁ。。。


右が曲げ取り前。左が曲げ取り後。

追記
僕の友人のデザイナーの方が、ご自分のブログでこのブログとHPの事を紹介する記事をアップしてくれました。この場を借りてお礼申し上げます。
このデザイナーの方、とてもファンキーな方でブログもとっても面白いです。ブログページのリンクに張っておきましたので、ぜひ、読んでみて下さい。
ブログの名前は ”サムルアーズが好き” by ゴッキー
京都のサムルアーズというルアーメーカーと可愛い奥さんを、こよなく愛するゴッキーさんのブログです。

2014年1月27日月曜日

Connection with the people

「人との繋がりが希薄になった。」
そんな意見を、最近良く聞くようになった気がする。

確かにみんな忙しすぎて、実際に会う事はなかなか出来難くなったのかもしれない。
嫌な世の中だ。

でも、今どきのツールのおかげで、実際にはなかなか会えない人たちと繋がる事が
できる様になった。

SNS

ホームページを立ち上げて、ちゃんと公開してからたったの3日。
たったの3日の間に、ほぼ500人近い人が僕のホームページを見てくれた。

僕の努力だけで、それだけの数の人が見てくれる訳がない。

ここ何ヶ月か、いろいろあって殆ど友人に会えていない。

にも関わらず、SNSのおかげで繋がってくれた友人達が僕の事を応援してくれた。
だからこその500人だ。

希薄になんかなっていないと、僕は思う。
目には見えないけど、確かに繋がってる。
この3日間、ホームページの訪問数が上がっていく度に、そう実感した。
久々に、ちょっと泣けた。

本当に有難う。
本当に有難うございます。

これからも応援して下さい。






2014年1月25日土曜日

Uploaded another one video to YouTube.

さっきまで作業をして、もう一本UPできましたので、ご案内させて頂きます。

次のルアーはTackle HouseさんのBuffet S43になります。
こちらはSingle Hookに交換して、実測2.2gでした。

2gを超えてくると、かなり気持ちよく飛ぶようになってきます。
なので、調子に乗って何投もしていますが、温かい目で見て下さい(笑)

では、こちらです。






いかがでしょうか?

なかなか気持ちよく飛んでいます。
相変わらず、鼻を啜ってますがご勘弁下さい。

まだまだ動画のネタはありますので、しばらくはどんどんUPしていきます。

ではでは。

追記、とても親切な友人、知人のおかげで「いいね!」を短期間で、とてもたくさん頂いています。本当に有り難うございます。感謝してもしきれません。
これからも応援宜しくお願い致します。

2014年1月24日金曜日

Uploaded a video to youtube.

連投です。(笑)


魚香竿のロッドがどんなものかを見て頂く為に

「天魚(Amago)ALB-502」でのキャスティングを撮影してきました。


いろいろなルアーで撮影してきたのですが、

まずは最軽量のブラウニー(フローティングモデル)でのキャスティング動画です。





着水点を分かりやすくする為に、こんな所で撮影してきたのですが、いかがでしょうか?

とても寒かったので鼻をすする音が聞こえる点はご勘弁願います(笑)

他のルアーの分も編集が終わり次第UPしていきます。

お楽しみに!!

First blog

Homepage立ち上げと同時にこのBlogも立ち上げました。

拙い文章で申し訳ありませんが、独り言を綴っていきたいと思います。
ぜひ、お付き合い下さい。

今まで、日記という物を付けた事も無く続けられるのかどうか。。。

とりあえず、このBlogで書きたい事。

独り言。(感じた事)

動画。(いろいろ撮り始めてます。編集中)

写真。(好きです。アナログも)

竿作りに関して。(いろいろと。。)

まずは、こんな感じで行きたいと思います。

ではでは、宜しく。